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徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」 3

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骨ごと食べる魚が危ない

 元日本原子力研究所研究室長の笠井篤氏は、「ストロンチウムを含んだ魚が危ない」と危機感を強めている。

「セシウムがカリウムと似た原子配列で構成されているように、ストロンチウムはカルシウムと原子配列が似ています。海に流れ出したストロンチウムは植物プランクトンから小型魚、中型魚、大型魚と食物連鎖で生体濃縮される。それを人が食べて内部被曝をするのです。セシウムは体内に入ると100日ほどで代謝によって半分に減るのに対し、ストロンチウムはそれまでに10年を要します。その間、ずっと放射線を出し続け、二重らせんのDNA情報を傷つけ続けるのです」

 DNAが二重構造になっているのは、片方のある部分が損傷しても、もう片方がその部分を修復して補えるようにするためだ。しかし、長期間、傷が付き続けると修復が間に合わなくなる。カルシウムと似た原子配列をしたストロンチウムは10年もの長きにわたって骨に直接沈着、放射線を放出し続けるので、微量の被曝でも白血病や骨髄がんなどに冒されるリスクが高まるのだ。

 中部大学総合工学研究所教授で元内閣府原子力安全委員会の専門委員の武田邦彦氏は、「これからの時期は大型魚にストロンチウムが溜まってくる」と推測する。

「海水に流れ出たストロンチウムが植物プランクトンに吸収され、その後、食物連鎖で小魚に、約2ヵ月で中型の魚、約4ヵ月で大型の魚へと運ばれ、順を追うごとに濃縮されます。3月からストロンチウムが流れていたとすると、7月頃からカツオやマグロなどの大型魚に汚染が拡がる計算です」

 前述のようにストロンチウムは骨に沈着するため、頭から骨まで丸ごと食べるシラスやコウナゴ、イワシなどの食べ過ぎにも注意が必要だ。

「ストロンチウムは、最終的には海の底にいてあまり移動しないヒラメやカレイなどの魚に蓄積していきます」(北里大学獣医学部教授・伊藤伸彦氏)

 ストロンチウムがこれほど危険な放射性物質であるにもかかわらず、政府は現在に至るまで海産物を対象としたストロンチウムの検査をまったくしていない。

「この汚染がいつまで続くのかと問われたら、一つの答えは『永遠』です。細胞分裂が活発な子供のほうが、大人より放射線の影響を受けやすいので、不安な食べ物はなるべく大人が避けてあげることが大事です」(前出・小出氏)

 放射線は、今も日本中にバラ撒かれ続けている。次の食事に何を選ぶのかが、あなたの一生を左右するかも知れない。

「暫定基準値」超え食品リスト

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現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9547?page=4
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